仙台のセレクトショップ TRUNK

Workers(K&T H MFG Co.)
Modified BD, Yarn Dyed Twill wk01

15,000円(税込16,500円)

定価 15,000円(税込16,500円)

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8月に登場のModified BD と同シルエット。では何が違うか?素材が違います。

私は勝手に「あったか生地」と呼ぶ生地達。正直、無地に比べて数は作れません!メーカーとして効率だけを考えればボタンダウンシャツはブルーとホワイトだけ作っていれば良いのでしょう。が、それでは「ファッション」ではない。春夏 にマドラスがあるように、秋冬には秋冬らしい柄や起毛感のある素材が欲しい!ということでラインナップしました。

Yarn Dyed Twill、生地に成ってから色を染めるのではなく、その前に染める。「先に染める」で「先染め生地」と呼ばれるもの。 その中でも、ワタの段階で染めることを「トップ染」とよび、そのトップ染の糸で織った生地。近くで見るとブラウンだけど、さまざまな色合いが混じって見えるのがこの生地の特徴。この複雑な混ざり具合は、生地屋さんがわざわざ、ワタの調合から完全別注で作っている為。

よく、生地屋さんが企画して在庫している生地を「アリモノ」なんて、ちょっと下に見るようなことを言うブランドが居ますが、この生地見ても同じことが言えるか?そうやって言う理由が「生地屋が企画した生地は万人受けを狙ってベーシックすぎる、量を作って価格を抑えている」がほとんどです。

まずこの生地、どう考えてもベーシックな色目じゃない。そして、もし、私が単独で少量別注したらとてもこんな値段では作れない。マニアックかつ、コストも普通に使えるようある程度量を作ることで抑える。生地屋さんの気概が感じられる生地なんです。

単純にアパレル・ブランドが企画した別注生地だ、生地屋さんが企画して在庫している生地だ、それで価値を決めるのはナンセンスだと思います。

製品はOW済です。





おなじみ、「トップのボタンを閉めて平らに置くとただ、まっ平な襟」「人が着て、台襟のボタンを開けると絶妙なロールが生まれる」羽襟。
寸法は、出来上がりで8.5センチ程度。パターンはさらにもう数ミリ長いのですが、羽襟が下に向かって折れ曲がると、「折曲がり代」が必要で、パターンよりわずかに小さく出来上がります。

素材はどれも「秋冬」らしく。Yarn Dyed Twillは「糸染」というより「ワタ染」なので、本当はTop Dyed Twillでしょうか。生地メーカーさんが気合でワタの混合から別注でやっている生地なので、いわゆる「Top Dyed」とか「トップ糸」でもまず見ない色。アップにすると、グリーン、グレー、オレンジ、さまざまな色がまじりあっているのがわかります。


ボタンダウン、オックスなら通年着られますがたまには、秋らしい、冬らしい素材の1枚も良い物です。





胸ポケットはベーシックな樽型。でも、この樽に折るのが実にうまい。「折って、ミシンでつける」までを一気にやる自動機もあり、WORKERSがお願いしている工場さんもかつては使っていたそうです。でも、自動機を使うとポケットは「この形しか折れない」とか「この何種類かの中で」と制約を受けます。それは、現代の多品種少量生産にはかえって向かない。

そこで、自動機をどけてしまい手作業に戻したそうです。今では、本当に自動機もそこから別の場所に移動させてしまいました。
自動機には自動機の良さ、必要な場面もあるのですが、私が好きな古いシャツは当然手作業です。それも手作業で「うまい」のです。

アメリカの古い服を見た時にいつも思うのは、現代のような高度な機械化はされていないけれど、治具を工夫し、そして分業で生産することでその工程に特化した「技能工」が出来上がっていた事。おそらく、昔も「うまい下手」はあったのだと思います。長い時間をかけて、ビンテージとして我々が目にするアメリカ衣類はある程度、量が作られていたもののケースが多い。そうなると、「うまい物」の方が、当然、売れるし数が残っているのだと思います。





肩はステッチなしのヨーク。誰が呼んだか「コンストラクションヨーク」だ、ステッチが無いのが上級な縫製の証だなんだ言われますが、単純に「ステッチ無しのヨーク」です。

ステッチが無い分、生地の折れ曲がり部分が少しゆとりがある。表から見て、ステッチが少ない方がドレスウェアらしく見える。そんなところがこのヨークの特徴です。



フロントは二本針環縫いの乗せ前立て。ところどころ、環縫いを使って大量生産向きな仕様にするのがアメリカ的ドレスシャツの特徴。

環縫い(チェーンステッチ)は下糸をボビンに巻かないで、コーン状に巻き取られた糸をそのままルーパーと呼ばれる、金属パーツに供給します。だから、糸切れさえしなければ、数千メートル、コーンに糸が巻かれただけ一気に縫えます。逆に、下糸にボビンがあるミシンは、ボビンの糸が無くなれば交換しなくてはいけない。

「その程度の交換、大した時間じゃないでしょう?」と思われるかもしれませんが、一日中縫っていればその糸交換が何度ある事か。

でも、そんな「下糸にボビンのあるミシン」じゃないとどうしても、ダメな工程もあります。それがボタン付け。ボタン付けも、「単環」と俗に呼ばれる、下糸ボビンが無くてもつけられるミシンがあります。ボタン供給機がついた単環ミシンは本当にボタン付けが速いし止まらない!目にもとまらぬ速さでつけていきます。でも、環縫いなので、ちょっとでもほつれがあると「ぴーーーー」っと糸が抜けてしまいます。その点、「下糸にボビンのあるボタン付けミシン」、通称「本縫いのボタン付け」だと糸がちょろっと出てて引っ張っても、すぐに糸同士が絡んだ部分がきて止まります。

もちろん、糸でつけたボタンですから思いっきり引っ張れば取れます。でも、出来る限り強度を持たせたい、長持ちさせたい、綺麗に縫いたい。そういう気持ちはどうしても捨てられないのです。






袖口開きは長めの剣ボロ。裏は見せていませんが、ひっくり返しても断ち切りの出ていないきれいな始末。








Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。

そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。

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